ぼかきゅーは便利だよ!!
(1年2か月ぶり二度目)
VocaloidEditor4 for Cubaseをインストールしました。
アップデータは大分前に購入していたのですが、インストールするとVocaloid3のエンジンが更新されて使えなくなるのではないかという勝手な思い込みをしていたのでアップデートを避けていたのでした。
結果そんなことは全然なく、Vocaloid3の環境も活かしたままVocaloid4のVSTiがインストールされ、Vocaloid3のVSTiと並列で使用出来る事も分かりました。
前回の備忘録同様に、変更点やパラメータの割り当てについて検証していきたいと思います。
リアルタイム入力が可能になった
一番の変更点はVocaloid4 VSTiでリアルタイム入力が可能になった点です。
v3のVSTiはDAWに立ち上げてキーボードを叩いても音が出ませんでした。
v4はリアルタイムモードという入力用のモードが新設されていて、入力に対してハミングで音声を返してくれるようになりました。

リアルタイムモードに変更するには左にある鍵盤マークのアイコンをクリックします。
リアルタイムモードにするとボーカロイドのVSTiインターフェイスがオレンジ色の表示になります。
この状態になると細かい処理を度外視して鍵盤の操作を発声するモードになります。
頻繁には使用しないかもしれませんがボーカルを決めた後にハーモニーを追加したい時などに役に立つ機能だと思います。
何となくメロディを探る時にも声が出ているとイメージが変わるので思うより便利に使えるかもしれません。
入力時のオーディション機能が追加になった
Editorのピアノロールでノートにタッチするとその音程を発声できるようになりました。
v3までは鳴らしてみないと結果は分かりませんでしたが入力中に音が確認できるようになれば入力がしやすくなりますね。
VocaloidEditorのこのアイコンをアクティブにすると緑色に点灯します。
この状態にしておくとオーディション機能が有効になり音符やエディタの鍵盤をタッチすることで発音の確認が出来るようになります。
ピッチレンダリング機能が追加された
エディタ上に音程推移を表す赤いラインを表示できる機能が追加されました。
いま入力してある音符やパラメーターでどんな音程で歌うのかが視覚的に確認できるv4の大本命とも言える機能ではないでしょうか。
これにより今まで音符の間で発声していた謎のノイズっぽい音の正体やその対処が分かるようになったり調声のレベルを上げる心強い味方になりそうです。
ピッチレンダリングを有効にするには左のアイコンをクリックします。
ピッチレンダリングはリアルタイムモードでは使用できませんので表示するときはリアルタイムモードをオフにしてください。
ピッチを表示してから音符やパラメーターに対して何か指示を追加するとその時点で結果が変わる為ピッチのカーブは消去されます。
クリックすればすぐに表示されれるので表示を確認しながら遠慮なくどんどん書き換えてチェックすることができます。
過去のキャラクターが条件付きで全て使用可能
気になる所は過去に発売された旧世代のボーカロイドが使用できるかどうかですが、v2世代のボーカロイドまでのサポートが公式でアナウンスされています。
ただし、v2世代のボーカロイドの使用はv3でコンバートを行った状態のデータに限られます。
つまり、v2からv4にアップデートしてしまった人はv2のボーカロイドは使用できません。
自分の環境でもmegpoidがそれにあたり、v3世代でコンバートを行ったためv4でも使用することができました。
v2のままで頑張ってきた人にはちょっと辛いアップデートになりますが、発声エンジンがv3世代から強化されたことでこの可能性は感じていました。
この機会に是非体験版を試してみて差を体感して乗り換えを検討してみるのも良いかもしれませんね。
新機能クロスシンセシス
グループ化された音声データ(現時点では同一キャラクター)をフレキシブルにミックスして声のカラーを変更できるようになりました。

これは実際に聞いて見て確認をしないと非常に分かりにくいのですが、メインになるキャラクターに対してセカンダリキャラクターを設定してパラメータを動かす事で2つのキャラクターの音声を切り替えるというものです。
今手元にIAとIA Rocksがありますがこの二つもグループ化可能なキャラクターで、比較的穏やかでソフトな声の出るIAからアクセントが強く力のある声を出すIA Rocksを切り替える事でインパクトのあるフレーズを歌うことが可能になります。
ただしあくまでプライマリとセカンダリの2つのデータ間の行き来なので複数のカラーでもっと器用な事をしたいと考えた場合、パートによって組合せを変えて対応するなどの工夫は必要になりそうです。
パラメーター対応表
CC5 POR:ポルタメントタイミング
CC11 DYN:ダイナミクス
CC17 BRE:ブレシネス
CC18 CLI:クリアネス
CC19 GEN:ジェンダー
CC74 BRI:ブライトネス
CC81 XSY:クロスシンセシス
CC82 GWL:グロウル
CC32 ピッチベンドレンジ(半音単位)CC32 シンガープリセットの切り替え
CC80 ピッチベンドレンジ(半音単位) 2016.12.21 – 訂正 誤りがありました。申し訳ありません。
ピッチベンド・ベロシティは通常通り。
v4の新機能クロスシンセシスとグロウルはCC81と82にアサインされています。
Vocaloid Editor for CubaseではVocaloid EditorとCubaseのピアノロールで同一のブロックを同時に編集可能です。

これを用いてCubaseのピアノロールからVocaloidのパラメータをNoteExpressionやCC経由で書き換える事ができます。
Cubaseのピアノロールから歌詞以外のデータは制御できるので上手に活用すれば細かい調声が可能になります。
充実したラインナップが魅力
第四世代までの蓄積による充実したデータベースは選択肢が増えるという意味で歓迎すべき事です。
好みの問題や声のカラーによるジャンル選択など色々な可能性はありますが、強化された機能や初心者向けに配慮されたパッケージ内容などDTM初心者にも嬉しい製品になっているのは間違いありません。
使いやすく進化したVocaloid
Vocaloid2の頃は非常に使い勝手が悪い印象、v3になってやっとまともになりましたがVocaloid Editor for Cubaseが出るまでは旧世代のUIから脱却できていませんでした。
Cubase限定ではありますが統合環境としてCubaseのインターフェイスを使った入力が可能になった事で入力に煩わされる事なく調整に集中できるようになりました。
入力が思うように行かずに困っているのであれば思い切ってVocaloid Editor for Cubaseを導入してください。
一言で言って「捗るぞ!!」
初音ミクv4xから始める人も、次のキャラクターを検討している人も、便利になった機能を活用して素敵な曲をたくさん発表して貰えたら1ファンとしても嬉しく思います。
是非Vocaloid4に挑戦してみてください。



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