年末に購入したwaves SSL 4000 Collection。
マニュアルを読みながら音作りに挑戦しています。
元々ビンテージ系のコンプ等のフィールがイマイチ掴めていないのでまだまだ手探りです。
Cubaseにも1176系のクローンと思しきVintage Compressorというプラグインが付属していますが、Input Gainを突っ込んでから頭を抑えていくという感覚がイマイチ慣れずに使いこなせずにいました。
アナログ系のプラグインにはモチーフとされたオリジナルの特性に近づけるようにプログラムされているのですが、この特性を把握して上手く利用しなければ逆効果にもなりかねません。
そんな訳でマニュアルの翻訳と合わせつつ、実際の変化を確認してみたいと思います。
SSL G-Equalizer
SSL G-EqualizerはラックマウントバージョンのG 292 EQのイコライザをモチーフとした4バンドパラメトリックイコライザです。
E-Chanelのイコライザと比較するとG-Equalizerの方が僅かに大きなゲインを提供し、それぞれのイコライザは僅かに異なるイコライゼーションカーブを持っている為それぞれのイコライザを試してよりマッチする方を選択しましょうとマニュアルには記載されています。
ハイパスフィルタ
in/outによるバイパス設定が可能なハイパスフィルタ。
カーブは18dB/octで16Hz~350Hzまで周波数を可変できます。
LF/HF
それぞれLo・Highのイコライズセクションです。
LFとHFはシェルビングカーブ固定で、レンジは+-17dBです。
LMF/HMF
それぞれLoMid・HighMidのイコライズセクションです。
どちらもパラメトリックでQは0.1~3.5の間で設定が可能です。
Qを狭めるとレンジが縮小するようになっていてQを3.5にすると+-20dB、Qを0.1にすると+-15dBまでのレンジになります。
÷3/×3
G-Chanelにも搭載されていたLMFとHMFにそれぞれ付いているスイッチです。
これをOnにするとLMFの周波数は選択した数字の1/3に、MHFの周波数は選択した数字の3倍になります。
LMHを300Hzとした場合100Hzになります。
HMFの方は3倍になると書かれてはいますが、数字の実例はマニュアルには記載がありません。
マニュアルですので信用するしかないですねw
トリムボタン
メーター上部にあるボタンを押すとボタンに表示されている分だけ出力がトリムされ、ピーク時に-0.1dBのアウトプットになります。
ボタンを有効にした場合、表示されている数値が正の場合は残っているヘッドルームを示し、マイナスの場合はクリップを避けるためにリダクションするべき量を示します。
アナログスイッチ
アナログ機器特有のノイズおよびハーモニックディストーション(歪み)を付加するスイッチです。
アナログエミュレーションのプラグインですのでデフォルトでonになっています。
これをoffにすることでアナログエミュレーションをカットすることが可能ですが、これが個性なんじゃないの・・・?
この他にEQのバイパスボタンと逆相ボタン、マスターアウトのノブがありますが、これらは説明は省きます。
G-Master Bus Compressor
こちらはSSL Gシリーズのマスターバスコンプレッサーをモデリングしたバスコンプです。
主な機能については一般的なコンプレッサー同様にThreshold,Make Up,Attack,Relese,Retioまでは説明は不要でしょうか。
これらのパラメーターについてはマニュアル上でも設定の範囲についてまでしか記述がありませんので特に問題にはならないと思います。
Rate-S
Rate-SはFADEボタンと組み合わせて使用されます。
FADE OFF(ボタンを触らない)場合は何の効果も発揮しませんがFADE OUTの場合はRate-Sの時間をかけてコンプレッサーはフェイドアウトを実行します。
FADE INの場合はRate-Sの時間をかけてユニティゲインまでフェイドインします。
実際に試してみましたが、曲の終了時やイントロに使用するのでしょうか?
使いどころがまだよくわかっていません。
FADE OFF(OUT/IN)
Rate-Sと連動してフェイドアウトやフェイドインの動作を設定するスイッチです。
消灯時はOFFですが、一度クリックするとフェイドアウトに、もう一度クリックするとフェイドインに切り替わります。
三回目のクリックでOFFになります。
アナログスイッチ
アナログモードのスイッチです。
G-Equalizer同様に機器特有のノイズや歪みをON/OFFするためのスイッチです。
実際に使ってみました
G-ChanelとMaster Bus Compressorを使用して実際にどう音が変わるのかを確認してみました。
Naitive InstrumentsのStudio Drummerからパラアウトしたドラムキットの音色をDry(赤)とチャンネルストリップを通した音(青)でパーツ事にアナライズしています。
オーバーレイ表示にしてあるので変化を視覚的に確認できると思います。
使用しているアナライザはパーツはMMultiAnalyzer、ドラムバスはMAnalyzerです。
Studio Drummerはプリセット状態のまま、G-Chanelもパーツ別のプリセットを読み込ませただけにしてあります。
エンジニアのレシピですので、下手に自分で触るより上手くハマってくれるパターンが多いかもしれません;
順番はキック・スネア・ハイハット・ルーム・オーバーヘッドと順番にチャンネルストリップを起動しています。
お気に入りのEddie Kramerは音がパリっと際立つのに対して、SSL 4000 Collectionでは自然なコンプレッションと太さが付加されるように感じます。
ドラムバスのMaster Bus Compressorが起動するとキックとスネアの分離感が薄くなって一体感が増すのが分かりました。
実際には曲に合わせてこの上から更にアイソレートしたりブーストしたりと操作をすることになると思いますが、ピアノなどの生音系には上手くマッチしてくれるような気がするので活用していけたらいいなあと思います。


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