処理性能が大幅に向上?新生Cubase 10

Advertisement

来る頃ですね、と思っていたら今回は少し早めにリリースされました。

 

まだ正確なベンチマーク検証結果は出ていませんがマルチコアCPUでのパフォーマンス向上が見られるというユーザーの声があり、今までマルチコアCPUの性能を引き出し切れなかった従来の処理が大幅に刷新されたのではないかと期待されています。

DAW内部のオーディオ処理において時系列の整合性と処理並列化は大きな課題でしたがそれをクリアしたとなればリアルタイム処理やレンダリングにおいても劇的な性能向上が見られるようになるかもしれません。

果たしてどの程度の差があるのか?

早速試してみたいと思います。

日本語マニュアルはまだ未整備

毎回の事ですが世界リリースの直後はマニュアルは英語のみです。
また、リリース直後はバグが頻発するのが常ですので安定環境を維持したい方は少し様子見が基本です。

とりあえず初日購入即インストールをしてみましたが今の所問題らしい問題はありません。
こういう時に問題を起こすのは大体ちょっとパッとしないプラグインなので、フリーでもなんでもどんどん追加している環境の場合トラブルを起こしやすくなります。
多少お金が掛かっても信頼のおけるベンダーのプラグインの方がサポートもあり安心です。

まずはインストール

今回もまずはSteinberg Download Assistantからのダウンロードとなります。

アップデート発売直後は大混雑になって中断されることも多いのでレジュームに対応したダウンローダーが用意してあるのは非常に有難いです。
しかし今回はダウンロードが遅くなることもなくスムーズに21GBのファイルをダウンロードしてくれました。

ダウンロードしたファイルを展開するといつものインストーラーがあります。
Cubase 10のインストールと各種プラグイン、標準付属のサウンドライブラリなどがアップデートされていることが分かります。
今回はGrooveAgentが5 SEとまたアップデートされているようですのでこちらも後程チェックしてみたいと思います。

ここまではいつもの通りなので問題は特にありませんでしたが、初回起動時にVST2のライブラリがオンライン認証を行うプラグイン(Noiiz)の外部通信をNortonに蹴られてVST2系のプラグインがロストするという症状がでました。
もちろんウィルスやプログラムのバグではないのでこの症状が出た人は警告を確認してVST2のDLLに通信の許可を与える事で問題なくプラグインの使用ができるようになりますので慌てずに確認してみてください。

ウィンドウ構成の変化

黒基調のモノトーン系にイメージが変化しています。
ツールバーとトランスポートバーのデザインも変化しています。

トランスポート周りは頻繁に変化すると困るのですが、便利になっているのなら慣れていく方が良いので使ってみてから判断です。

今回から高解像度ディスプレイに正式対応したとの事なのでFull HD(1980 x 1080)以上の環境であれば作業性が向上するかもしれません。
残念ながら自分はFull HDパネル2枚なのでハイレゾディスプレイでの使用感は他の方のレビューを待ちたいと思います。

噂の処理性能の向上とは?

これは多くを語るよりこれを見ていただくのが早いと思います。

プロジェクト読み込み後の負荷(Cubase 9.5)
プロジェクト読み込み後の負荷(Cubase 10)

上の画像はCubase9.5とCubase 10それぞれで同一プロジェクトを同一条件で起動し、アイドル状態でパフォーマンスメーター確認したものです。
使用したプロジェクトは直近にCubase 9.5で作成したStarry Loversのプロジェクトを使用しました。

Cubase 9.5がアイドル状態においてもRealTime Peak(CPU負荷)が高止まりしているのに対してCubase 10は余裕の様子・・・

流石にこれは盛り過ぎなんじゃないの?ということで再生負荷を確認してみました。

Cubase 9.5はサビで再生破綻が発生する
Cubase 10ではAve.Loadが上がっても再生破綻が発生しない

プロジェクトを再生させてもCubase 10ではRealTime Peakに余裕がある状態で、Ave.Loadが高くなってもオーバーロードによる再生破綻が発生しませんでした。

Cubase 9.5ではマスターバスのEQやMMultibandLimitterなどの最終段エフェクトは立ち上がると全くついていけない状態だったのですが、Cubase 10の方はマスターバスのエフェクトをかけた状態のままで最後まで再生破綻は発生しませんでした。

また、同じプロジェクトを同じ設定でオーディオ書き出しを行ったところCubase 10の方が出力が8秒ほど早いという結果がでました。
Cubase 10は間違いなく内部処理、特にマルチコアプロセッサへの対応が劇的に向上しているといえます。
RyzenやThreadRipperなどのAMD系CPUのDTMでの使用評価に大きく変化が出るのかもしれません。

新機能についてもっと突っ込みたかったのですが使い方がまだ分かっていないプラグインなどがあるので引き続き色々試してみたいと思います。

Advertisement
みるくここあ
About みるくここあ 293 Articles
ウィンドシンセを片手に曲を作っています、演奏するのも聴くのも好き。 ゲームとITと変な情報を拾ってくるのが得意。 色々とやっているらしいけど詳細はヒミツ。 オリジナル曲を公開しています。 http://www.nicovideo.jp/mylist/31704203 作曲風景の生放送もしています。 https://rainbowsound.cafe/rainbow-sound-cafe-live/ 音楽やDTMに纏わる話題を色々と書きます。

あなたのコメントをお待ちしています

コメントをどうぞ

Your email address will not be published.




このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください