アイドル部 ~1st Anniversary PARTY~ はんぱないパッション ライブレポート

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はんぱないパッション
Image by はんぱないパッション

各所に色々なレポートが上がっているので今更感はありますが、音楽系なんだからライブレポは書かなきゃいけません。

昨年3月にオーディションを行い、5月から活動を開始した.LIVEのアイドル部12人が出演する1周年記念ライブが5月19日に開催されました。

バーチャルYoutuberとして活動する12人が揃って行うライブとしては初のステージです。
普段応援しているリスナーにしても待望の瞬間だったのではないでしょうか。

電脳少女シロちゃんの追っかけから自然な流れで箱推し豆腐化した自分もその一人でした。

そんな訳でライブレポートと称して推しについてタイムシフトを聞きながら書く回にしたいと思います。

 

チケット抽選は見事落選、しかしネットチケットの発売が決定

e+でチケット争奪戦に参加はしましたが抽選に外れたのでネットチケットで参戦でした。
現地で応援できれば最高でしたが約2000枚のチケットを瞬殺されてしまうほどの競争率では仕方ありません。
ネットチケットの推計値と合わせても競争率が約6倍と考えるとこればかりは仕方なかったと思います。

優先分予約が終了後に公式からネットチケットの発売が決定したことで多くの地方民や落選者も救済されることになったのは大英断だったと思います。
信託楽曲以外の楽曲を含んでいるセットリストは権利処理が煩雑になりますが、それをクリアしてでも配信に繋げてくれたのは偏に運営が普段ネット上でライブ配信を見ている層を大事に考えてくれている証明だと思います。
昨年の電脳少女シロ生誕祭に至っては現地は抽選でしたが全席無料配信無料で完全なファンサービスとして開催してくれたこともあるようにファンとアクターを大切にしている姿勢は変わらずに続けている事が分かります。
アイドル部にはまだオリジナル楽曲(ファンアートベースの作品はあるけど)と呼ばれるものはありませんが、こういうステージだとオリジナルがあった方が権利面では色々と便利だったりもするので次はオリジナルがあるステージを期待してしまいます。

なお物販も昼くらいに付けばいいかなとゆっくり構えていたら午前中に大半が売り切れとのことでこちらでもやらかしましたorz

Zepp DiverCityというステージについて

Zeppといえばソニー系列のホール運営会社の運営するライブホールで、DiverCityはこけら落とし公演にUVERWorldがライブを行った音楽ファンなら馴染みの深いライブ会場です。

一年を通して様々なアーティストが公演を行うライブホールをファンで一杯にして、ライブ配信にも多数のリスナーが集まるほどにアイドル部の一年の活動が大きな成果として結実した事を感じました。
なにより1stライブをZeppで開催して成功させたという実績は今後の活動に大きな後押しになると思います。

バーチャルYoutuberという単語は認知度を上昇させてはいますが、技術的・設備的な問題から活躍の場と方法が確立されていないのが現状です。
キズナアイが先行としてバーチャルYoutuberというカテゴリのアイコンとして、キャラクターとして一般に浸透している状況を更に一歩進めるためには一般への普及というハードルを越えていかなければなりません。

Zeppという大きなステージでリアルな世界へ踏み出して、人を動かしていく力がある事の証明を積み上げたという意味でもアイドル部の歩みは大きな一歩だったと思います。

ライブ会場、Twitter、ネット中継のコメントが見せた一体感

現地で声をだして、サイリウムを振っている現地組を俯瞰する形でネット中継組はライブを鑑賞していました。
同時にTwitterではハッシュタグ「#アイドル部1周年」で現場レポや感想を投稿する人がたくさんいました。
その勢いはハッシュタグが世界のトレンド5位に食い込むほどの勢いでした。

現地組は当然目前のステージに全力で声援を送っていましたし、それを見ている中継組のコメントも現地組に負けない勢いで弾幕を作っていました。
それぞれが相互にあっちではこうなっているというのをTwitterを経由して情報を得て連動している感じはネット配信ならではかもしれません。

ライブビューイングのあるライブは以前にも行ったことがありますが、映画館でのライブビューイングの場合はスマホNGですので今回の形が理想かどうかは分かりませんが、新しい形の熱量の共有が出来たのかもしれません。
この結果をもたらしたのは間違いなくそのステージまでファンを巻き込んだメンバーの力でしょう。

リミッターが解除された歌

12人がそれぞれ選択した楽曲を順に披露していく形式でステージは進行していきました。
普段からライブ配信で簡単な歌枠を設定している八重沢なとり、猫乃木もちなどの歌が得意なメンバーの力は2019年のニコニコ超会議ステージで披露された事で言うまでもないかもしれませんが、今回のライブではいままで歌はあまり得意ではないと言っていたカルロ・ピノや、歌について特に話をしていなかったヤマトイオリ、弾き語り枠でウクレレを披露していた神楽すずがライブステージの機材で普段の環境でセーブしている部分を遠慮せずに発揮したことで魅せたパフォーマンスは圧巻でした。

そろそろライブの感想について。

花京院ちえり

ライブのトップバッターを務め、それ以外の面でも今回のライブに強烈なインパクトと一体感を作り出したのは間違いなくお嬢ことちえりちゃんだったと思います。
ライブのちょうど真ん中で披露されたファンアートとして投稿されたゲズドさんのGo!Go!ちえり!のフルバージョンが販売になるなど色々な意味でお嬢のキャラクターとセンスがドバドバしていました。
ボーカルの声もかわいいと力強さを併せ持っていて今後の活躍にも期待です。

トップを務める緊張感を跳ね飛ばしたり、いざ歌い出すと堂々とした立ち振る舞いになったのはかわいいだけではないお嬢らしさがありました。

金剛いろは

ごんごんは普段の配信でのエピソードなどで突っ込ま役な立ち位置が確立されてしまっていますが、メンバーの中で一番普通の女の子で、一番人懐っこく優しいのかなと思っていました。
今回の選曲の理由を聞いてもその考えはやはり間違っていなかったと思いました。
ライブ後の自身の配信でも歌は上手じゃないんだと言っていましたが、それを自覚しながら大きなステージで堂々と歌うのは物凄いプレッシャーだと思います。
あの場所に立って一番不安だったのはごんごんだったんじゃないかな。

北上双葉

声が小さいことがコンプレックスと言っていたふーちゃんはお嬢と並びアイドル部のかわいい枠。
選曲も相まってかわいいの暴力というTweetがあるほどのかわいさでした。
声を張って歌っているのを聞くと声質にマッチした歌だととんでもない大化けをするタイプだと思います。

八重沢なとり

アイドル部でダブルセンターというなら恐らく片方はなとりさんでしょう。
超会議ライブでは天樂を見事に歌い切り、今回もまた激しい曲を力強く歌い切りました。

普段の歌枠では出しきれない全力を大きなステージにぶつけたという気持ちが伝わる最高のパフォーマンスだったと思います。
ブレイクのセリフ一つで沸いている会場を沈黙させる迫力は本物です。

牛巻りこ

テレビの出演やトークでのセリフ回しや声からなんとなくきちんとしたレッスンの経験を感じていた牛巻の歌はやはり熟練のスキルを感じます。
とにかく上手い、配信や動画の頻度が高くないのでこの歌はファンにも不意打ちだったのではないでしょうか。

一曲だけの披露でしたが次の活躍が待ち遠しいメンバーの一人です。

カルロ・ピノ

配信で一度歌ったことのある曲をライブステージでの再披露となりましたが、配信の時とは違う張りのある声は良く通ってよく伸びていました。
どちらかと言えば声が小さい方のピノ様ですが、ステージの上では普段の配信のカルロ・ピノではなくライブパフォーマーとして立派に振舞っていました。
自分の持っている物を前に出すことに一番抵抗があったと思いますが一年の活動を経て次のステージに羽を広げて飛び立ったのかもしれませんね。

夜桜たま

メンバーで1,2を争う涙もろさは配信でも知っていましたが自身もアイドルファンだというたま会長がこのステージに立った軌跡が既に物語として「ずるい」。
想いを溢れさせてしまうのも仕方ないなと声援を送る全員が納得したと思います。
女子力がないと自称していても心は一番の乙女なのかもしれません。

もこ田めめめ

アイドル部内でも歌つよつよ勢の一角であるめめめのステージパフォーマンスは流石の一言でした。
ステージを広く使いながら堂々としたパフォーマンスを見せてくれました。

年始配信で吐露した悔しさは晴らせましたか?
普段から色々な配慮をしていたり怖がりマトンだけど、自信をもってこれからも突き進んでいって欲しいなと思います。

木曽あずき

牛巻と並んでレアキャラであるあずきちも超会議ステージで突然披露された歌で多くの人の度肝を抜きました。
今回のステージでもその才能を見せつけました。
パーソナル感を見せないミステリアスな存在だけに予想が出来ないあずきちですが、次のステージを見たいという事だけは言えます。

ヤマトイオリ

普段のトークでも一息で長い話をすることや、テナーサックス経験者ということで肺活量が凄いのだろうなというのは同じくサックス経験があるので予想はしていました。
実際ステージ上で歌うとそのパワーに圧倒されました。
歌の迫力と高音までまっすぐ突き抜ける声はテクニックではなくセンスと力で納得させてきます、声量で言えばメンバーでトップなのではないでしょうか。
イオリンの次のステージがとても楽しみです。

猫乃木もち

八重沢なとりさんと並んでダブルセンターを推すなら?と言われたら猫乃木プロでしょう。
絶対音感という武器と音楽経験者ということで歌の面でも才能に恵まれているまさに「歌姫」です。

.LIVEの方針として歌ってみたをほぼ封印の状態で活動していた中で歌ってみた動画のアップで先陣を切ったのも納得です。

椎名林檎の楽曲など技巧的に難しい曲や繊細な曲まで歌いきるその実力を今回のステージでも存分に発揮しています。
必見です。

神楽すず

普段の弾き語りでも綺麗な声で優しく歌うウクレレウキウキお姉さんの異名を持つ神楽すずさん。
穏やかそうな雰囲気とは裏腹に激情を秘める清楚メトロノーム、今回は間違いなく清楚の方です。

透き通った声という言葉がぴったりな声質はライブ映えしますし、刮目せよ!!と言うだけの進化を見せつけてくれました。
盛り上げでも勢いのあるセリフで観客を沸かせてくれました。

敢えてセットリストは紹介しません。
ニコニコ動画でタイムシフト試聴がまだできますのでコメントやTweetと併せてライブの追体験をして頂ければ嬉しく思います。

バーチャルYoutuberはどこへ向かうのか

以前の記事でもバーチャルアイドルの先駆けはテライユキであると書きました。
当時の技術水準では映像に合わせて歌を入れるのが限界で、個人でもモーショントラッカーが入手できるような時代ではなかったので試験的なプロジェクトの枠を出ませんでした。

時代は進歩してモーショントラッカーやHMDなどのVR環境が個人宅にも導入が可能な時代となった今、音楽と新しいパフォーマンスの形態の一つとしてようやく舞台が整いつつあるという段階です。
それでも普及率で言えばVR関連の機器は2018年度末で世界に100万台程度であり、その中心もゲームユースであることから多くの人が期待するようなシンギュラリティの到来はまだもう少し先の事になると思います。

しかしその到来をただ待つのではなく少し先の未来から今のリアルに歩み寄ってきたのが現在のバーチャルYoutuberであると考えるなら、不便な現実の中でできる事を模索して現実への浸透を図っていくのは今の時点で最適解だと考えています。
そういう意味でも.LIVEの既存メディアへの露出を積極的に図っていく戦略を注目していました。

業界を牽引する各社が色々な方法で未来を開拓している分野であるこの世界が身近になるには分野を横断した協力と提案が噛み合わなければ難しいと思います。
様々な可能性の芽が育つためにはユーザーの理解も重要になると思います。
試験的な行動や様々なコラボレーションなどをおおらかな気持ちで受け止めながらその歩みを後押ししていくような、成長していく物語の目撃者として今後もその活躍を追っていけたらいいなあと思いました。

ライブのアーカイブ閲覧は27日月曜日の23:59までということでこの週末が最後のチャンスです。

バーチャルな世界で一年間を歩んできた12人のアイドルが現実でどんな夢を見せたのか、少し先の未来を体感してみてはいかがでしょうか?

次は現地で!!

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みるくここあ
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ウィンドシンセを片手に曲を作っています、演奏するのも聴くのも好き。 ゲームとITと変な情報を拾ってくるのが得意。 色々とやっているらしいけど詳細はヒミツ。 オリジナル曲を公開しています。 http://www.nicovideo.jp/mylist/31704203 作曲風景の生放送もしています。 https://rainbowsound.cafe/rainbow-sound-cafe-live/ 音楽やDTMに纏わる話題を色々と書きます。

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