前回に引き続いてオーケストラっぽい曲についてです。
管弦楽らしい響き(和音)が重要というところを適当に説明したのが前回。
今回は二番目の定位についてです。
管弦楽の歴史は長く、その過程で様々な試みがなされてきました。
それは和音であったり、楽器の開発であったり、演奏技法であったり。
そういった要素の中でそれらと同じく重要な要素として研究されてきたのが『配置』です。
吹奏楽の場合、一般的に前列は木管、後列は金管楽器、そしてその外側に打楽器類が配置されます。
管弦楽の場合は原則的に弦楽器セクションが前列、指揮者を中心に半円を描くように配され、金管楽器は後列、打楽器は外側という形が主流です。
金管楽器は音の通りがよく、ボリュームの大きい楽器も多いため後列に配置されます。
これをDTM的に考えた場合、弦楽器は前方、金管楽器は後方という音作りを心がけるということがここから導かれる訳ですね。
具体的に言えば前方に配されるセクションは初期反射音の到達が早く、後方のセクションはそれよりも若干遅く初期反射音が届きます。
これに左右のパンニングと残響の時間をコントロールすることで「オーケストラっぽい」響きに近づくことができます。
また歴史的に様々な配置が用いられたことも学んでおきましょう。
リファレンスにしたCDの様な響きにならない!!などという場合は作曲者の生きた時代の事、主流だった構成などを学ぶことでよりそれっぽい響きを作ることができます。
wikipediaや実際のホール演奏の映像などを参考にしたり、色々な楽曲を学んでいくと色々な発見があって楽しいですよ。
最後に、楽器配置について詳しく解説されているサイトを紹介して定位の話はおしまいです。
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