【ネットラジオ・ボイスドラマ】 Cubase Proで音声を編集する その1「カット編集」

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こんにちは。
通常の楽曲制作とは違い、インタビューやネットラジオ、ボイスドラマを始めとした対談形式の音声を編集する場合、小節に縛られない音声編集となりますので少し勝手が違い、戸惑う方もいらっしゃるかと思います。

 

今回は「急にネットラジオの編集を頼まれた」場合などに役立つかもしれない基本的なワークフローを解説します。
Youtubeの動画を制作する人等にも役に立つかもしれません。
ここではMac版のCubase Pro 9を使用して解説していきますが、Windows版でもメニューは同じですので画像を参考に読んで頂ければ幸いです。
※基本的に、素材の読み込み、書き出し等がわかる方向けの不親切な記事です。

会話の編集をする場合

今回編集するのは電話でのインタビュー形式です。
固定電話の音声トラックとスタジオのマイクの都合2本のトラックとなっています。
固定電話の音声は通常のマイクで収録した物と違いローファイで少し難しい素材です。
ミックスした状態で収録してしまうと通常のマイクとの音量と質の差が如何ともしがたい状態=失敗になる場合があるので、別々に収録しています。

さて、いきなりですが素材の読み込みが完了した状態です。
まず、尺と経過時間をわかりやすくするため、タイムライン上部の「小節表示」を右クリックし、「秒」にしておきましょう。

私の場合は素材を聞いて気になる部分をチェックしていく作業をする時に、「xx分xx秒の所にノイズ」という風にメモを取って行って、あとでまとめて直していくようなやり方をしています。

音源を同期しながら編集する「グループ編集」

収録素材が1本になっている場合は読み飛ばして構いませんが、
複数トラックでのカット編集をする場合は、時間軸の同期を取りながら編集したいので、ここでCubase Proに搭載されている、「グループ編集」機能を使用します。

まずフォルダトラックを作成し、2本のトラックをフォルダトラックの中に入れます。

※少しわかりづらいですが、入れ込みたいトラックを掴んでフォルダトラックにドロップすると、緑の矢印が表示されます。

グループ編集ボタン

フォルダトラックのヘッダにこのような「グループ編集ボタン」があるのでそれをONにします。
そうするとフォルダトラックの中身の波形が同期されて同時に編集できますので、いちいち複数選択してカット→削除をしなくて済みます。

スナップモードをシャッフルにして編集する

グループ編集で同期したら、編集を始める前にもう一つ準備をしておきます。
カット編集の場合「要らない部分を詰める」形になるかと思いますが、Cubase標準のカット動作だとはさみツールを利用して一部分をカットしても時間軸上の波形の位置はそのまま=間が詰まりません。
この間を詰めるのは骨が折れますので、「スナップ」と、そのモード「シャッフル」を選択してカットしていきます。

まず、スナップボタンをONにし、右側の「スナップのタイプ」ボタンから、「シャッフル」をONにします。

このモードは、カットした部分の間を詰めるような挙動になりますので、今回のような編集にはベストです。
また、「会話の前後を入れ替えたい」場合にも、波形をつかんで任意の場所へドロップするだけで一発です。

また、スナップボタンの左側、「ゼロクロスポイントにスナップ」はOFFにしておきましょう。
カットした場合に波形のつなぎ目で「プツッ」「ポッ」としたノイズが出てしまうことがあります。

「ゼロクロスポイントにスナップ」はそのノイズ発生を抑える切り方をする、という便利な機能ですがこれをONにしたままですとグループ編集するトラックでそれぞれカットする部分が変わってしまうため同期が取れなくなります。

グループ編集を使用しない、一本のトラック編集の場合は非常に便利ですので、ONにしておきましょう。

音声を編集する

それでは実際にカットしていきましょう。
人によって様々ですが私のやり方だと「はさみツール」で要らない部分をチョンチョンと切り→「選択ツール」で選択して、キーボードの「deleteキー」で削除します。

マウス右クリックからでもツール選択ができますがインタビューやラジオは作業量が膨大ですので、Cubaseの場合はショートカットを活用すると良いでしょう。
デフォルトのショートカットだと、「はさみツール」は数字の「3」、「選択ツール」は数字の「1」にアサインされています。私の場合は、「はさみツール」をキーボードの「B」、選択ツールを「A」にアサインしています。(iZotopeのRXのショートカットと同一ですが、そちらのソフトも頻繁に使うため、そちらに合わせています)
左手のホームポジションから移動量少なめで人差し指と小指で操作できるので疲れも少ないかと思います。

はさみツールに切り替えて、波形に切れ目を入れますが、キーボードの「G」と「H」のショートカットを利用して、波形を適宜拡大すると、切るポイントを細かく設定できます。

削除すると、前述の「シャッフル」モードに設定しているため波形が前に詰まる事が確認できると思います。

通常の会話だと、言葉と言葉の間にこのような間があることが多いと思います。

「聞かせるために間を置いて話す」パターンは良いのですが「言葉が出てこない」場合の間は不要ですので「はさみツール」で切れ目を入れたあと「deleteキー」で削除していきます。
また、「言い直す」場合もよくあると思いますが間違えた部分は不要ですのでカットしていきます。

カットしているとつなぎ目でノイズが入ってしまうことがありますが、そこはクロスフェードで対応しましょう。
波形を複数選択した状態で「X」キーでクロスフェードが入ります。

細かいTipsは後ほど・・・ということで、カット編集のごくごく基本的な流れは以上です。
参考になりましたら幸いです。

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About kyon 5 Articles
機材、機器の取り扱いやメンテナンスに長けたベーシスト。 ライブPA、ミックスダウンやアレンジもやっちゃう多才な人物。 と、思わせておいてFM局でミキサーをしています。

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