$10の70’sビンテージドラム – Big Mono Redux

Advertisement
BIG MONO Redux from ANALOGUE DRUMS

ちょっとレトロなサウンドと、力強いスネアの音がRock系に合いそうで気に入りました!!
オケへの馴染みも良さそうなのでオススメです。

 

NIのStudio Drummerがあればとりあえず何とかなるでしょ、と導入したのですが毎回スネアの音がイマイチハマらない事で困っていました。

決してStudio Drummerが悪い訳ではなく「とりあえず何とかなる」という考えが問題で、Studio Drummerに収録されている3キットはどちらかと言えばポップス寄りなサウンドのためズシンと来るような重い音が欲しいRockなどではやや力不足を感じてしまうのです。

KOMPLETEの中では最もスタンダードなドラム音源という位置付けでしょうから確かに何に使ってもバランスの取れる優等生なのですが、「とりあえず何とか」以上と考えるとやはり音源の追加を検討する必要があります。

ギター音源と併せてEastWestのMinistry of Rockがいいかなあと検討していたところへTwitterでさくま氏が(自分にとって)タイムリーな記事を更新されていました。

こんなん速攻でチェックするしかないし、見てない人は絶対見ないとダメな記事です。

と、そんな訳でさくま氏推薦のフリー音源の中でもイチオシであったBIG MONOをベンダーサイトに見に行ってみたところ、僅か$10で製品版が買えると知り速攻でポチってしまいました。

フリー版と製品版の違い

BIG MONOと製品版のReduxではサンプルの量や挙動、ルーティング制限などが異なっています。

フリー版は製品版に対し次の制限があります。

パラアウト不可
総サンプル数が大幅に少ない
ラウンドロビン無し

それでもフリーのドラム音源としてはしっかりしたサンプルであり、十分に使えそうな音です。

自分はCubaseのBeatDesignerでリズムをバシバシ入力するのでラウンドロビンと、パーツ別に処理することができるパラアウトはどうしても欲しい機能だったので製品版を購入しました。

70年台のヴィンテージキット

公式サイトによればLudwigの70年台のヴィンテージのドラムキットで、Rogersのスネア、クラシックのZildjianとSabianのシンバルで構成されたキットになっています。

Inspired by its own bad self, Big Mono Redux brings you the classic sound of Big Mono and gives you a new level of artistic control.  If you enjoyed the sound of the original Big Mono but wished you could tweak it, now you can. With volume controls for individual kit components, mic layer adjustments, and even panning, you can now hone the sound of the kit to suit your track.

The kit is a vintage 1970s Ludwig maple, with a Rogers Dynasonic snare, classic Zildjian and Sabian cymbals.

– Big Mono Redux

Naitive InstrumentsのABBE ROAD 70s DRUMMERも同じLudwigのドラムキットでしたね。
奏法やベロシティのレイヤ数では圧倒的にNIの方が優位ですが、コンパクトなBIG MONO Reduxが劣っている訳ではないと思います。

パラアウトでマイク別に調整が可能

BIG MONOとBIG MONO Reduxのインターフェイスは大きな差はありません。

各キットのマイクバランスとクロースマイクの音量で基本的な音量調整、フロント・サイド・オーバーヘッドでアンビエント感の調整ができるようになっています。
フリー版ではアウトプットはステレオのみに限定されますが、これだけの出力がパラアウトできれば音作りの自由度はかなりのものです。

実際に鳴らしてみました

新しい音源を入れたらまずは音を聞きたいですよね。

そんな訳でブランクプロジェクトにぱぱっとKONTAKTを2本立ち上げて片方はBIG MONOのパラアウトセッティングを読み込み、もう片方はAlicia’s Keysを立ち上げました。
Cubase 9から追加になったLoopライブラリ”Production Grooves”から簡単なドラムMIDIループと、標準ライブラリからピアノのパターンを貼り付けて鳴らして見る事にします。

デフォルトではクロースマイクの音量が不足気味だったり若干バランスが気になったので、キットのミックスを若干変更してみました。

この状態からループを鳴らして見ます。

まずはドラムのDryから。

 

やはりキックやスネアがややルーズな感じがしますね。
でもStudio Drummerとはカラーの違うサウンドで個人的には大好きな音です。

引き続きパラアウトされている各パーツにチャンネルストリップを噛ませて音を作っていきます。

70’sヴィンテージということで、前回導入したSSL 4000 Collectionとの相性が良さそうなので今回はEddie Kramerは使用しません。

 

各パーツの音をSSL G-Channelで作り、ドラムバスのG-Equalizerで方向性を決めてNIのSuper Chagerでコンプレッションを掛けました。

ドラムバスの音を纏めてからピアノのチャンネルもG-Chanelで調整して、MDynamic EQでキック、スネアをマスクしないようにポイントをアイソレートしてみました。

マスターはSSL G-Master Buss Compressorで若干リダクションしてからMagnetoIIでちょっとだけサーチュレートしています。
最終段のMMultiband Limitterは色付け無しで-0.3dbに合わせるためだけに挿しています。

 

パートも少ないので複雑に考えずにぱぱっと済ませてしまいましたが、結構しっかり鳴ってくれました。
$10でこれなら文句無しですし、Studio Drummerと組み合わせてパーツだけ使うなんてこともアリですね。

最後に注意

BIG MONO ReduxはKONTAKTのフルバージョンが必要です。
フリーのKONTAKT Playerでは15分の使用制限がかかりますので、KOMPLETEないしKONTAKTをインストールして使用してくださいね。

$10の音源としては非常に使い勝手が良さそうなBIG MONO Redux。

ドラムの引き出しの一つに追加してみてはいかがでしょうか?

Advertisement
みるくここあ
About みるくここあ 308 Articles
ウィンドシンセを片手に曲を作っています、演奏するのも聴くのも好き。 ゲームとITと変な情報を拾ってくるのが得意。 色々とやっているらしいけど詳細はヒミツ。 オリジナル曲を公開しています。 http://www.nicovideo.jp/mylist/31704203 作曲風景の生放送もしています。 https://rainbowsound.cafe/rainbow-sound-cafe-live/ 音楽やDTMに纏わる話題を色々と書きます。

あなたのコメントをお待ちしています

コメントをどうぞ

Your email address will not be published.




このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください