Studio One 3.5でUAD等のプラグインが無効化される症状について

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動作報告とバグ報告が続々と上がっているStudio One 3.5。
リリース直後のカオスって割と好きなんですよねw

 

リリース直後から見かけていましたが回答らしい回答が見当たらなかった問題について調べていました。

UADや一部プラグインがバイパスになってしまうという症状についてです。

原因はモニタリングの挙動

Studio One 3.5の低遅延モニタリングとドロップアウトプロテクションについて公式のFAQに回答がありました。

Does the new latency management replace the original audio engine?

No, it’s an extension to the original audio engine but it doesn’t replace it.
With Studio One 3.5 the user has control over multiple latency levels: standard-latency audio processing, independent Dropout Protection to avoid audio dropouts and low-latency monitoring for virtual instruments.
With Dropout Protection set to “Minimum” and low latency monitoring for instruments unchecked, the audio engine works nearly the same as before but with added stability.

意訳:

新しいレイテンシマネジメントは元のオーディオエンジンと入れ替わるのですか?

いいえ、元のオーディオエンジンを拡張するもので入れ替わりません。
Studio One 3.5では標準レイテンシ、独立したオーディオドロップアウトプロテクション、バーチャルインストゥルメンツの低レイテンシモニタリングなど複数レベルのコントロールができます。
ドロップアウトを最小、インストゥルメンツの低レイテンシモニタリングを解除した状態だとオーディオエンジンは以前と(前のバージョン?)ほぼ同じ動作をしますが、安定性は向上しています。

つまりVer 3.3の時の処理系とほぼ同じものですが、モニタリングとレイテンシに関わる部分は新たに追加された機能であると読み取れます。

要するにこの「新たな追加」になった部分が一部の処理に対して問題を起こしている、という事ですね。

Low Latency Monitoringは3msが制限

新しい低遅延モニタリングの動作については次のような説明があります。

Can I use all my plug-ins in the low-latency software monitoring path?

No. You need to keep in mind that different plug-ins have different latencies .
Only plug-ins that add less than 3ms latency to the audio path can be used in the software low-latency monitoring signal chain.
Plug-ins with higher latency are no longer audible on the monitoring path.
In addition, Pipeline effects, analyzer-type plug-ins and FX Chains which incorporate Splitters are excluded as well.

Also keep in mind that due to their CPU load, some CPU-hungry plug-ins may cause CPU spikes when used at the lowest available buffer setting.

意訳

私の全てのプラグインでLow-Latency Monitoringが使用できますか?

いいえ、異なるプラグインは異なるレイテンシを持っています。
Low Latency Monitoringで使用できるのはオーディオパスに3ms以下のレイテンシを追加するプラグインに限られます。
3msより長いレイテンシが必要なプラグインはモニタリング上で聞くことができません。
パイプラインエフェクト、アナライザプラグイン、内部にスプリッタを持つFXチェーンなどもこれに含まれます。

使用可能な最も小さいバッファを設定している場合、CPU負荷の高いプラグインがCPUスパイクを発生する事があることに注意してください。

Software Low Latency Monitoringが有効な場合3ms以上の遅延を要求するプラグインがバイパスになるのは「仕様」の様です。

解決策がないというより、そういう風にできているという事でした。

そしてUADは

What about DSP powered plug-ins (like UAD Apollo) or outbound effects connected through Pipeline?

These are temporarily disabled as well when used in the low-latency monitoring signal chain because of their added latency.

意訳

DSPで動作するプラグイン(UADやApollo)や外部のエフェクトはパイプラインに接続されていますか?

レイテンシが追加されているため、これらのプラグインは一時的に無効になります。

と、いう事で対策としては「UADを使用している場合は低遅延モニタリングを使用しない」という事になりそうです。

UADはギターの掛け録りがすごくいい!!という声も聴いていただけにちょっと残念な気もします。

CPU負荷についても気になる情報が

まだリリース直後で評価も情報も出揃っていませんが、少し気になるのは「CPU負荷が上がった」という声がちらほらみられる事です。

ProToolsの同規模プロジェクトと比較している方もいるので根拠のない情報ではないようですが、レイテンシがツメられるようになったことでバッファの縮小よりに設定が行き過ぎることで問題を起こしているケースもある感じはします。

ユーザーの方は公式のメールマガジンなどがあればリリースされる情報はマメにチェックしておいた方が良さそうですね。

障害ではない、ということなのでこちら書きました。

このFAQを見る限りUADに限らずLook A Head(先読み)処理を持っているプラグインなども恐らくバイパスされてしまうと考えらえます。

設定によっては以前のプロジェクトを読み込ませたらほとんどのプラグインがバイパス状態なんてこともあるかもしれませんし、プロジェクトの移行の際には慎重にやった方が良いと思います。

公式も読んでね・w・

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みるくここあ
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ウィンドシンセを片手に曲を作っています、演奏するのも聴くのも好き。 ゲームとITと変な情報を拾ってくるのが得意。 色々とやっているらしいけど詳細はヒミツ。 オリジナル曲を公開しています。 http://www.nicovideo.jp/mylist/31704203 作曲風景の生放送もしています。 https://rainbowsound.cafe/rainbow-sound-cafe-live/ 音楽やDTMに纏わる話題を色々と書きます。

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