
11月24日はフレディ・マーキュリーの命日でした。
ボヘミアン・ラプソディは観に行こうと思っていた映画でしたので、これも機会だと思い嫁を誘ってレイトショーを観に行くことにしました。
映画レビューではありません。
ネタバレはしませんが映画について知りたくて読まれた方は期待外れだったらごめんなさい。
Queenとの出会い
自分はリアルタイム世代ではありませんが、それでもQueenの名曲は沢山耳にしています。
実は最初にQueenの曲として(出自を知って)聞いた曲はScatman Johnのinvisible manのカバーからでした。
しかしそれ以前にもDon’t stop me nowやWe are the championsなどの曲は耳にしていたのでScatmanからQueenに繋がって聞くようになりました。
フレディ・マーキュリーという伝説
Queenに関しては自叙伝や様々なインタビューなどが沢山あるので今更言葉を重ねる意味などないのかもしれません。
リアルタイム世代ではない人間にとっては映像と音楽で辿るドキュメンタリーとしてのこの作品は衝撃的だと思います。
フレディ自身の持つマイノリティとしての苦悩と成功し肥大化していく自己の存在が危ういバランスの上にあった事は書籍などで知ってはいましたが、主演のラミ・マレックは苦悩の末見出したそんなフレディの姿を見事に演じ切っていると感じました。
ブライアン・メイやロジャー・テイラー自らが演奏の仕草についてアドバイスしたというメンバーの動きがライブシーンでは存分に発揮され、実質ライブビューイングとも言える迫力のシーンも惜しみなく織り込まれています。
また、DTMに限らず音楽が好きな方にとってはレコーディングシーンなど機材の扱いやスタジオの雰囲気など思わずニヤリとするシーンも多いのではないでしょうか。
Queenが好きな方はQueenという存在と名曲の数々を新たな形で楽しむ為に、Queenを知らない方にも1970年からのロックの息吹や懐かしくも古臭くない音楽のパワーを感じて頂けるのではないかと思います。
Queenを知らない人の視点から
フレディの命日なんだ、映画を観に行こう!!と言われて「はぁ?」と面食らった返事をした嫁はQueenを全く知りませんでした。
そんな人の目からどんな映画に見えたのかちょっと聞いてみました。
We will rock youとWe are the championsくらいしか知らない、Queenにもフレディにもなんの先入観も持たずに見ても「なんだコイツらすげえ!!」って素直に驚いた。
個々のスキルやセンスもあるのだろうけど曲を作るところとか本当に楽しそうで、無茶苦茶言いながらも自分の求めるものを妥協しないスタイルは物を作る人間なら共感しかない。
Queenについてもっと知りたくなる、そんな映画だった。
– おみcafe
映画が好き、音楽が好きでなかったとしても何か響くものがある。
そんな映画なのかもしれません。
ドキュメンタリーでありファンタジー
ドキュメンタリーという言葉を使いましたが、これには賛否があるのは分かります。
全てが真実かと言われれば映画的な演出もあったでしょうし、フレディ自身が明かさなかった内面や映画では描けない事も多数あると思います。
一人の人生を二時間にまとめようというのが土台無理な話であり、またエンターテイメントとしての映画の性質上デフォルメも必須です。
なによりもこの映画が何を描きたかったのか、それを感じ取る事が出来れば作品としては成功なのではないでしょうか?
そこには確かにQueenの姿があり、Queenの魂が込められていたと思います。
私にはそれで十分です。
この映画はホームシアターではなく、是非映画館へ足を運んでいただきたい映画です。
Queenを知る人も知らない人も、そこで感じたことを是非Twitterでもブログでも教えて頂けたら嬉しく思います。
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