ドラムミックスで音の厚みや空気感を出したい時に使える意外な方法

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© Gary Dean for openphoto.net

はじめに

ドラムのミックスでパーツごとに別々の音源を使いたいということがあるかもしれません。
例えば、このタムの音色が好きなので使いたいがオーバーヘッドやルームマイクが収録されていない。(スネアやキックは収録されているものを使う)となると自分で空気感を作る必要が出てきます。しかしリバーブを色々試したが、どうもしっくりこない。

という場面に遭遇するかもしれません。
そこでふと思いついたのが、以前ダウンロードしたギターキャビネットのImpulse Response(以下IRと略)にステレオ収録のルームマイクがあったな。コレを使ったらどうなるだろう?

 

【実験】どういう音になるのか?

今回使用したのは

【IR】 Wilkinson Audio God’s Cab

 

【スネアとキック】 THE METAL KICK DRUM

 

【タム】 NSA Custom Series Drumkit

 


 

まずはノンエフェクトのドラムトラック(Djentをイメージしたアレンジにしました)

※キックだけどうしても気になったのでハイ&ローをカットしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

今回はGod’s CabのNT5/Stereo/NO-TS/NT5_stereo_dead_room_pres_1.wavを使います。

 

※今回はオーバーヘッド・ルームマイク成分が無いタムにIRを掛けるという想定でやっています。

とはいっても、それだと他のパーツと馴染まないのでタム以外のトラックにも少しだけ送っています。

コンプ・リミッター等のダイナミクス系は使用していません。

 

ドラムトラックにIRを通すとこういう音になります。

 

タムがオーバーヘッドマイクに近いような空気感になったと思いました。

 


 

ドラムトラックとIRを合わせるとこうなります。

 

空気感がでました。あと合わせた事によって音が大きくなったせいもありますが、パンチのある迫力と、ふくよかな厚みがでたような。

 


 

ステレオイメージャーで横の拡がりを出しタムとトータルトラックにEQでほんの少し調整するとこうなります。

tom EQ

 

トータルトラック EQ

 

 

拡がったことにより、さらに迫力と厚みが増したような。ちょっとモワっとしちゃったけど(笑)

 

まとめ

というわけで、今回ギターキャビネットのIRを別の用途で使用してみた訳ですが

個人的にはこの質感、パンチも出ますし結構気に入っています(笑)擬似オーバーヘッドとして使えるなという印象を持ちました。

実際のミックス時には、トラックごとに送りの量を変えたりコンプレッサーや他のリバーブも併用など、工夫次第では更に良くなるのでは?と思います。

あとドラム以外でも低音がスカスカ[なぜか500Hzより下が無い(笑)]のボーカルに試した時は太さが出ましたし、シンセリードにアンプシミュレーターを通したら、いい具合にアナログ感が出てオケになじみやすくなったという事もありました。

ミックスにコレをやったらダメ!なんて决まりはありませんから、普段やらないような事を色々試してみると新しい発見があるかもしれませんよ(笑)

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URØ
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DTMとGuitarを細々とやっております。 メタル(Djent/Metal Core等)がお好みです。

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